2週間台湾に行ってきた ギャップ編
もう3ヶ月前になります。
2月、台湾へ2週間一人旅してきました。
初台湾、20年以上足を踏み入れたことのない国外。
多少は旅行前に調べましたが、
想像と違う……
ということも多く、エキサイティングな毎日でした。
週末の弾丸旅行、行き先は九份、宿泊はホテル!
という方にはあまり関係ないかもしれませんが、初めて台湾に短期滞在する方に向けて、事前に知っておいてよかった、あるいは、知っておきたかった情報をまとめます。
- 2月の台湾、暑いのか寒いのか
- 意外とクレジットカードが使えない
- 日本語は通じるのか
- 治安はいいのか悪いのか
- 交通
- 物価は安いか
- インターネット環境は良好か
- ガイドブックはいるのか
- その他知っておいたらいいもの→歴史
- まとめ
2月の台湾、暑いのか寒いのか
実際これ、旅行前に調べてもよくわかりませんでした。
Airbnbのホストに
「Tシャツでも大丈夫でしょうか?」
と聞いてみたところ、
「台湾の冬は寒いですよ!」
昔、1月の沖縄に行った時は海で泳げるくらい暖かかった。
さらに南の台湾が寒い? そんなことあるのだろうか? と思いながらも、日本の冬の格好(ダウンとパーカー)で飛行機に乗り込んだところ……
これが正解。
2月の台湾は、雨が多く、風も強い。
エアコンに暖房機能はない。
リビングにいるのに震えが止まらないみたいなことも。ホッカイロがとても役に立ちました。
環境で他に重要なこと
- 雨が多い(偏頭痛持ちは注意)
- 死ぬほど空気が汚い(PM2.5と排気ガスのダブルアタック)
- 蚊には注意(2月時点で既にいました)
特に後者は意外とあまり書いてないのですが経験したことのないレベルです。
毎日のように、夕方頃には治る頭痛が起こりました。痛み止めと胃薬は余裕を持って持参したいところです。
意外とクレジットカードが使えない
ガイドブックに大抵の店では使えると書いてあったのですが、クレジットカードは基本使えません。コンビニ(セブンイレブンがやたらと多い)でも現金払い。
百貨店やホテルに入居しているショップやレストラン、土産物屋ではクレジットカードが使えます。
街中でふらりと寄るような飲食店では、クレジットカードは使えません。
日本語は通じるのか
基本通じません。
クレジットカードが使えるようなお店では通じる時があります。ホテルでも従業員によっては通じないことがあります。
英語は通じます。(とはいえ、独特の訛りがある)
最悪、"This one, please.“で通じるのと漢字がなんとかお互いわかるので、日本人にとって言語レベルは問わない旅行先って認識です。
↑2月19日、午前0時前。師大夜市の付近で撮影。
治安はいいのか悪いのか
滞在先にもよると思いますが、余程下手な場所に行かない限り、台北市内なら安全だと感じました。
私も到着してすぐ夜遅くまで散策しました。さすがに主なお店は午後9時には閉まりますが、コンビニは開いてました。吉野屋とクロネコヤマト等日本でお馴染みの企業も散見。
華山1912の隣のマンションに宿泊していたのですが、毎日午前0時回ってもそこそこうるさかったです。
交通
バスとMRTとタクシーを使いました。Google マップのナビゲーションは正確で、どれもカバーしてくれます。
個人的にはバスがおすすめなんですが、バスの停め方を知るまではバスに素通りされてました。※バスの正しい乗り方 : 手を挙げて歩道に下りる
台北は観光するポイントが密集しているので、散策も便利でしたね。
物価は安いか
安いです。特に食べ物については、30%程度安いと書いてあるHPが多いですが、おおむねその通りだと思います。
上の写真は2月17日に台北市のコンビニで撮影。
私の大好きなコカコーラゼロで物価を比較してみよう!
と5月30日現在の外国為替計算 - Yahoo!ファイナンスによると、29元 = 106円。
日本だと160円で販売されているので、約67%。
コンビニコーラが106円は、確かに嬉しいかも……。
こう考えると激安ですね。
個人的には飲食費よりも、交通費が激安なのが印象に残ってます。
インターネット環境は良好か
とても良好。
カフェのwifi率はそれほど高くないが、なくもないといったレベル。
ガイドブックはいるのか
出発前はこう思っていました。
インターネットで調べれば観光情報くらい出て来るし、気になる場所があったらGoogle Mapで行き先を調べればいい。ガイドブックはいらない。
間違いでした。
結果的に、あるととても便利でした。広く浅くではあるのですが、無数の情報が漂う海から何をするか決めるより、包括的な情報から指針を決めたほうがいいに決まっている。
Airbnbのホストのリビングにたくさん積まれていたので、それを見ながら行き先を決めてました。
- 作者: 昭文社旅行ガイドブック編集部
- 出版社/メーカー: 昭文社
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こういうオーソドックスなのがオススメ。
で、現地人が言っていたんですが、なんかよくガイドブックに
日本人はタカリにあうから日本人だと悟られないようにしろ
みたいな警告文があったりしますよね。
台湾ではむしろこのガイドブックを見せびらかしていたほうがいいらしい。
ガイドブックを片手に持ってさえいれば、道に迷った時など親切な台湾人が助けてくれるよ!
とのこと。
飲食店に入ったときも日本語メニューがあればサッと出してくれるし、当たり前ですがタクシーに乗った時、スマホを出すよりもガイドブックの地図を見せた方が運転手の方も助かりますね。
そういうツールとしても大事な一冊です。
その他知っておいたらいいもの→歴史
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/02/06
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個人的に読んでよかったのは、「新ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論」。
台湾の近代史が筆者独自の史観で描かれている。
他にも台湾の歴史関連の本を読んでみたけれど、最初にこれを読むと理解が早かった。そう思うと漫画の力は凄い。
「新ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論」を読んで良かったのは、私が台湾に滞在していた時期も関係するかもしれない。
二・二八事件で最初の発砲があった石碑。お花が添えられていた。
油化街に似つかわしくない、「元凶」という単語。
私が帰国したのは2月27日。
その翌日は、いわゆる二・二八事件の記念日で、各地でセレモニーの準備がとりおこなわれようとしていました。
知らなければ素通りしてしまいそう。
それは無いのと同じ。
でも、知っていたら意味があるものになるし、血が通ったものとして認識できる。
まとめ
- 2月の台湾には、同じ時期の日本と同じ服装で問題ない
- 雨が多い。空気が悪い。それにともなう体調悪化には注意
- カードは使えないので必要なキャッシュを持ち歩く
- 日本語は基本通じないが、英語が喋れなくても特に支障がない(先方も台湾語しか喋れない場合がある)
- 治安はかなりいい。台北なら夜中に歩いても問題ない
- 公共の交通機関は使いやすい。Google マップを駆使するべし
- 古くていいのでガイドブックはあったほうがいい
- 台湾史に関する本は1冊でも読んでおくとよい